
2024.11.30
里庭の記録 十一月
差し込む光が美しい季節になりました。
里庭の落葉樹たちも、赤や黄色に葉を染めています。
「左から、柿、ヒメシバ、ジューンベリー、花水木、百日紅」
「里芋の葉」
畑の野菜もすくすくと育っています。SOKI ATAMIでは、地球に優しい循環する里庭作りをしています。その取り組みのひとつとして、「微生物を利用した土作り」をご紹介します。
「春菊、小松菜、大根、かぶ」
「雑草から堆肥を作るコンポスト」
竹や茅、セイタカアワダチソウなどは繁殖力が高く、厄介者とされがちな植物。
処分せずに菜園で活用することで、廃棄物を減らし、焼却におけるCO2の排出量を削減するだけでなく、より美味しい野菜を作ることに役立てることができます。縦繊維の強いこれらの植物は、乾燥させることにより土中環境を改善する微生物のすみかとなります。菜園の雑草よけとして敷き込むことで、土を柔らかくし、野菜の根を元気にしてくれます。
野菜が元気になると、葉の組織が強くなり、農薬を散布する量を減らすことができ、微生物がより活発となり、土がさらに良質になるという良い循環が生まれていくのです。目に見えない小さな生き物たちが土を育てた結果、栄養価の高い作物が採れ、私たちの健康まで繋がっていきます。
採れたての新鮮な野菜はお食事処で提供しています。今の季節は、春菊、小松菜などの冬の葉野菜を楽しむことが出来ます。自然の循環をぜひ味わってみてください。
「ゼラニウム」
「金柑」