イベント

【26.6.19.Fri-8.13.Thu】土地のかたち

開催期間:2026年6月19日 - 2026年8月13日

この度、ホテル アンテルーム 那覇に併設する「GALLERY 9.5 NAHA」にて、石川・東京・沖縄を拠点に活動する4名の平面作家によるグループ展「土地のかたち」を開催いたします。

【土地のかたち 概要】


会期:2026年6月19日(金)-8月13日(木)
時間:9:00-21:00
場所:GALLERY 9.5 NAHA (ホテル アンテルーム 那覇 2階)
入場料:無料
予約:不要
駐車場:無料、50台
*満車時は近隣のコインパーキングのご利用をお願いします。

出展作家:
桜井 旭
七篠 奈津美
キナ サチコ
HAYATO MACHIDA
助成:一般財団法人神山財団

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〇クロストーク
ゲストをお招きし、出展作家とゲストによる6名でクロストークを行います。
日時:6月20日(土) 17:00
場所:GALLERY 9.5 NAHA (ホテル アンテルーム 那覇 2階)
トークゲスト:山本浩貴、阪田清子
予約:不要
*お席に限りがございますので予めご了承くださいませ。

展覧会ステイトメント
沖縄における美術表現において、戦争や政治、歴史といった社会的な文脈が深く関わることは、この土地が歩んできた道のりを考えれば極めて必然的なことと言えます。しかし、その文脈の重層さと切実さゆえに、外部から関わろうとする作家にとって、沖縄という場での表現に一種の「立ち入りがたさ」や、無意識の構えが生じている側面もあるのではないでしょうか。そして、歴史的、あるいは現在の本土と沖縄の権力関係を考えると、そうした緊張感は必要なものでもあります。

こうした問いを抱え、石川で活動する桜井旭と東京で活動する七篠奈津美は、沖縄を拠点とするキナサチコ、マチダハヤトと対話を重ね、また、実際に沖縄での滞在制作を通してその空気感に触れてきました。本展は、アンテルーム那覇での展示経験を持つキナとマチダが、沖縄で初めて作品を発表する桜井・七篠を迎え入れる形で実現します。

4名の拠点は異なりますが、それぞれの制作テーマは作家が生活する場所だけでなく、性別や家系といったパーソナルな文脈にも深く根ざしています。沖縄での展示だからといって、求められる役割に表現を収束させるのではなく、個々の内側にある切実なテーマを等身大に差し出すこと。その意志を込め、本展のタイトルを「土地のかたち」としました。

沖縄において「土地のかたち」という言葉は、往々にして島々の地学的・文化的な変遷を想起させます。しかし本展におけるそれは、作家個人の内側に沈殿した固有の歴史や、そこから立ち上がる表現そのもの、=個の輪郭、をも指し示します。
制作過程での対話において、議論が「沖縄と本土」という構造的な二項対立に安易に立脚しそうになる場面がありました。しかし、歴史的・現在的な不均衡について認識し、互いの価値観や背景の違いについて意見を交わし続けることで、逆に、自分たちの立脚点、つまり自らの「かたち」を再発見する経験を得ました。

それぞれの作品に現れた、新たな価値観や発見、あるいは反発の跡が現れ、それが静かに波紋のように広がることを期待します。ぜひご覧ください。

〇作家プロフィール


桜井 旭 | SAKURAI AKIRA
1996年兵庫県生まれ。2025年金沢美術工芸大学大学院博土後期課程修了。
第7期神山財団芸術奨学生。現場毎に固有な環境や人からの影響を「崩壊」として絵画表現に享受することで、「多元的現実性」の表現を探る。第7回青木繁記念大賞ビエンナーレ奨励賞、FACE 2023 入選。主な個展に「止まらぬ脈動」(2025年 SPACE NOBORU、東京)、「Days gone by」(2024年 LIGHT HOUSE GALLERY、東京)。主なグループ展に「『迂回しながら絵画へ近づく。』そして『暮らしの中に制作がある』ということ。」(2024年 ASTER Curator Museum、石川)、「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023」(2023年 旧馬場家、富山)。
作家Instagram

七篠 奈津美 | NANASHINO NATSUMI
大阪府生まれ。2025年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。
第10期神山財団芸術奨学生。2023年度公益財団法人戸部眞紀財団奨学金奨学生。バンドサウンドにおけるグルーヴを手掛かりにした絵画研究。他者との共鳴や合わさり、振動、モタりやダレについて、周波数帯ごとに棲み分けできているかを気にするように、色彩や構図を検討し絵作りをしている。2024年度武蔵野美術大学卒業・修了制作油絵学科研究室賞。主な個展に2025年「息の総量」KATSUYA SUSUKI Gallery (東京)。
作家Instagram

キナ サチコ | SACHIKO KINA
沖縄県沖縄市出身。沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科絵画専修修了。
油彩、アクリル、水性アルキド樹脂絵具などを使用し、日常の風景と心象風景を融合させた景色を描く。
2024年グループ展「FUSEKI」(沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館2階)、個展「ひびとかす」(沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館2階)、三人展「さくさくさくり」(ACUOT・TOUCA BAKE SHOP)、神山財団芸術支援プログラム 第10期生、2024年日本文化藝術財団奨学生など。
作家Instagram

HAYATO MACHIDA
沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科絵画専修M2
1995年沖縄県生まれ。沖縄県立芸術大学造形芸術研究科環境造形専攻絵画専修在学。
沖縄を拠点に活動。ジェンダーや出自といった自己に関わる二律背反をテーマに、絵画作品の制作を行う。主な個展に2024年「Into the Closet」ホテル アンテルーム 那覇、「Unheard Melodies」GALERIE OVO(台湾・台北)、主な展覧会に2024年「ドローイングの現在」師岡制作所、「光州ビエンナーレ30周年記念特別展」光州市立美術館(韓国・光州)、「互いに織り成す物語」佐喜眞博物館など。「VOCA展2026」出品。
作家Webサイト
作家Instagram

〇一般財団法人神山財団について
明るい未来をつくるために、グローバルな視野で社会に貢献できる、次代を担う人材を育成することを目指し、支援を行う財団。
Webサイト

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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