2026.08.19

里庭の記録 八月

「立秋」

 

夏の暑い風から、秋の涼しい風に替わりはじめる頃。

里庭では、秋の虫の声も聞こえてきています。

 

 

ころんとしたオリーブ色のなつめ。

 

なつめは、古くから親しまれてきた果実のひとつ。

中国では「大棗(たいそう)」と呼ばれ、薬膳にも用いられています。

 

秋には、日当たりの良い部分から徐々に茶色や赤みがかった斑点模様が広がり始め、

全体がすっかり赤黒く(赤褐色に)染まると、完全に熟した状態になります。

 

色が変わる様子を見守れることも、里庭の楽しみの一つです。

 

 

 

まだ暑さの残る頃、里庭ではすすきが穂を伸ばし始めました。

 

風に揺れる姿は、夏から秋へと移ろう季節をそっと知らせてくれます。

 

 

 

深緑の中で鮮やかに咲き続けたサルスベリもそろそろ見納めです。

 

「百日紅」という名前の由来通り、ひとつひとつの花は数日で落ちてしまいますが、

次々と新しい花を開花させ、夏の間中里庭を彩ってくれました。

 

 

 

今はまだ青々とした柿の実ですが、秋に向かって少しずつ色づいていきます。

日ごとに深まる色を眺めながら、鮮やかなオレンジ色になる日を楽しみにしています。