「二夜の月」室礼のご案内

爽やかな秋の風が心地よく感じられる季節となりました。
中国を起源にもつ「十五夜」に対し、
「十三夜」という日本独自の文化があるのをご存知でしょうか。
1年で最も美しいとされる十五夜の月を眺める(中国の)「観月」の風習を平安貴族が取り入れたところ、
日本の旧暦8月は台風などに見舞われ観月には向かず、
秋晴れが続く十三夜にも月を愛でるようになりました。
また、収穫に感謝し豆や栗を供えることから、
十五夜は別名「芋名月」、十三夜は「豆名月」「栗名月」とも呼ばれます。
当館では十五夜から十三夜までの月の満ち欠けをイメージした装飾を行うほか、
秋の収穫物をメインとした活花を設えます。
豊かな秋の室礼をどうぞお愉しみください。

このカテゴリの前後の記事

前の記事

2021.09.10

【9/10更新】緊急事態宣言発令に伴う営業案内および当館の対策について

次の記事

2021.09.30

【10/1更新】緊急事態宣言解除に伴う営業案内および当館の対策について