2024.05.31

里庭の記録 五月

白い花の季節です。ワインの香りの比喩としても使われる小さな白い花の香りは、多幸感、高揚感のある香り。

ネロリ=柑橘の花もその一つで、甘く爽やかで品のある香りが魅力の植物です。

 

熱海は湘南と伊豆のちょうど真ん中あたりに位置しています。いずれも柑橘の栽培に適している気候で、湘南は「湘南ゴールド」、伊豆は「ニューサマーオレンジ」など、ご当地柑橘の栽培も盛んです。

 

5月のはじめ、ネロリの花が満開を迎えるころ、SOKI ATAMIでは、柑橘の花を使ったワークショップを開催しました。

 

 

 

「ネロリの花」

 

 

「ネロリの花の収穫」

 

ネロリの花は非常にデリケートで、日数を置くと有効成分が揮発してしまうため、収穫は、全て手作業で行いました。今回のワークショップは、ゲスト講師にネロリドールの猪飼牧子さんにお越しきただき蒸留の仕組みや、香りを楽しみながらスキンクリーム、ハーブ落雁づくりを教えていただきました。

 

 

「本格的な蒸留器を使っての蒸留体験」

 

 

「精製したての芳香蒸留水を使ったクリーム作り」

 

 

「里庭のミントを使った落雁」

 

ゆったり海を望む茶寮で、ハーブの香りに包まれながら、集中して学び、手を動かす。

 

ご参加いただいた皆さまから、贅沢な時間を過ごせたと嬉しいお声をいただくことが出来ました。SOKI ATAMIでは、今後も季節の植物を使った体験をご提案していきますので、ぜひご参加ください。

 

5月の里庭の植物

 

 

「少しずつ実が大きくなり始める青梅」

 

 

「矢車菊」

 

 

「ブルーベリー」

 

 

「丁子草」

 

 

「レモンの花」