2025.07.04

里庭の記録 八月

猛暑が続いた夏も終わりが近づいているようで、秋の気配が感じられる日が増えてきました。

里庭の深緑の中で鮮やかに咲き続けたサルスベリもそろそろ見納めです。「百日紅」という名前の由来通り、ひとつひとつの花は数日で落ちてしまいますが次々と新しい花を開花させ、夏の間中里庭を彩ってくれました。

 

 

「晩夏に咲く純白の新鉄砲百合(シンテッポウユリ)」

 

里庭で見られる植物の中には山から飛んできた種がいつの間にか根をはり、花をつけるものもあります。春先に芽吹く野蕗や、晩夏に凛と咲く野生の百合。その年その季節にしかない植物があることも里庭を散策する楽しみのひとつです。

 

 

「畑の夏野菜ミニトマト、島オクラ」

 

エントランス前の畑では、色とりどりの夏野菜が収穫期を迎えています。ミニトマト、唐辛子、獅子唐、ピーマン、島オクラ…

 

これから秋に向かっては生姜やさつまいも、里芋がゆっくりと収穫の時を待っています。

 

 

「青々とフレッシュなグリーンレモン」

生薬としても使用されるナツメ、柿、レモンなど秋の果実が実をつけはじめています。青レモンは秋から12月くらいまでの間が収穫適期とされ、酸味が強く、爽やかで芳醇な香りが特徴と言われています。

 

ご来館の際には季節のドリンクやお料理でぜひその香りや味わいをお楽しみください。