2024.10.31

里庭の記録 十月

畑では、冬から春にかけて採れる野菜の準備が始まりました。

野菜作りは土作りから。土を耕し、畝を立て、種を撒く。

実際に手を動かしてみると、普段何気なく手にとっている野菜がいかに手間をかけて育てられたものかと改めて感じることができます。

例えば、人参の種まきはまだセミの鳴く8月、厳しい日照りが続く頃に着手します。

株が幼いうちの乾燥が命取りになってしまう人参は、水切れに気をつけなければなりません。

10月に入ると大切に苗を育てた冬野菜の苗を畝立てした畑に植え付けます。

今期は大根、かぶ、人参、小松菜、春菊、ブロッコリー、スティックセニョールなど、多品目の野菜作りに挑戦しています。

 

「ブロッコリー」

 

二十四節気でいう「寒露」にあたるこの季節。暑さが落ち着き、秋晴れが続くようになると稲刈りや芋掘り、夏の間に成長したハーブの収穫の季節です。

 

 

「紅葉が始まったジューンベリー」

 

 

「いちじく」

 

 

「里芋」

 

10月下旬の1週間、ゲストの皆様に収穫の喜びを味わっていただく「ハーブ収穫体験」を行いました。

 

オリジナル作成したマップを片手に、1~10の番号を記した丸太の看板と照らし合わせてお気に入りのハーブを探していきます。

 

 

「新設した丸太の看板」

 

案内人のスタッフとともに里庭を散策しながら、収穫したハーブをブレンドしてハーブティー作りや客室のお風呂に浮かべて香りを楽しむハーブバス体験をお楽しみいただきました。

 

この体験で初めてハーブに触れるという方にとっても、普段からハーブに親しまれている方にとっても、SOKI ATAMIの里庭という場で、実際に植物に触れ、五感を潤していただく機会になっていたら嬉しく思います。

 

 

「里庭の様子」