2019.07.01

鎌倉時代から続く城陽の梅・城州白を朝食に

青谷梅林で古くから育つ、幻の梅

 

 

京都府南部・城陽市には鎌倉時代から続く梅林があるのをご存知でしょうか。多くの歌人が詠んだこの青谷梅林では、この地域でしか育てられていない「城州白」という梅が植えられています。まるで桃のような甘い香りと柔らかい果肉が特徴で、今では大変貴重な梅です。

 

 

城陽市は至るところに梅の木が植えてありますが、高齢化により耕作放棄されている梅の木が増えているのが現状で、その状況を打破するべく元小学校教諭の田中昭夫さんが放棄された梅の木を管理し、梅干しなど加工品を作っています。

 

 

梅の旬は大変短く、梅雨の10日~2週間。梅の実は日持ちしないため、すぐに梅干しや梅酒の仕込みに入らなければならず、毎年この時期は大忙し。少しでも力になれればと、京都食べる通信も収穫のお手伝いに伺いました。梅はバラ科ということもあり、木にはトゲが。収穫作業は腕に傷を負いながらの作業となりました。

 

 

7月末まで、こちらの梅を使った和朝食をご提供しております。梅餡でいただくほうじ茶風味の和牛しゃぶしゃぶや、梅バルサミコ酢で合わせた鱧の落としなど、さっぱりとした初夏の献立となっております。貴重な城州白をぜひご堪能いただけましたら幸いです。

ホテル カンラ 京都
和朝食:3,000円(税・サ込)
営業時間:7:00-10:30(9:30 LO)