2025.04.22

里庭の記録 四月

「晴明」

春、優しい光が降り注ぎ、芽吹きの喜びに満ち溢れる季節。

里庭では冬の間は土の中に根を残し、休眠していた宿根草と呼ばれるハーブや山野草たちがいっせいに姿を見せてくれています。

まるで合図があったかのように目を覚ます植物たちの自然のリズムにはおどろくばかりです。

 

春の里庭には、可愛らしい新芽や花のつぼみ、山菜をはじめとした食べられる野草など、小さな発見がたくさんあります。

 

春の柔らかな日差しに透ける柿の葉

 

新緑の季節ならではの目に優しい緑は不思議と穏やかな心に導いてくれるようです。

 

ひょっこり芽吹いたミント

 

ミントの新芽は葉が柔らかく爽やかな清涼感があり、食用にも適しています。

 

可愛らしいピンクの花をつけたローズゼラニウム

ローズゼラニウムは名前の通りバラのような華やかな香りを持ち、女性特有の不調などに良い影響のあるハーブと言われています。

 

「晴明」の字の如く、晴れやかで明るい前向きなエネルギーを受けて、生命を輝かせる植物に触れていると、自然と心が軽くなるのがわかります。

大人の方も童心に帰った気持ちでぜひ里庭散策を楽しんでみてください。

 

里庭の管理は日々ホテルスタッフが中心となり手作業で行っています。

この日は新しいハーブ苗の植え付けを行いました。

 

有機栽培で土づくりからこだわっている菜園では夏野菜の準備も着々と進んでいます。

トマトやきゅうり、ナスなどの苗の植え付けや種蒔きが済んで、夏の収穫が待ち遠しいです。